『氷の城壁』完読しました感想文 ~思春期の心の処方箋ここにアリ!~

各電子書籍サイトで人気沸騰中の『氷の城壁』、完読しました!

めちゃくちゃ楽しく読みました!

読み終わってわたしがまず思ったこと…

『紙コミック、出してもらえませんか!?!?!?』

→追記・単行本化決定、紙コミックス発売へ!

目次

紙コミックで揃えたいよう!だけど…

この先、我が子が学校内の人間関係に悩むことがあったら、『氷の城壁』を読ませてあげたい。

「学校行きたくないな…」って呟く子に、そっと『氷の城壁』を差し出してあげたい。

恋に悩む子が手を伸ばせるように、マンガ本棚に並べておきたい『氷の城壁』。

…わたし、子供いないんですけど。

でも、それだけ『氷の城壁』は、思春期の子どもたちの繊細な心の処方箋となりうるマンガじゃないかと思ったのです。

たくさんの人の心に刺さっていることは、各電子書籍での人気ぶりが証明しています。

完結後1年ちかくたってから、ボイスコミックが作られるほど。

https://www.youtube.com/watch?v=0Ta_vFkaxRU

でも、2023年5月現在、紙コミックは発売されていません。。

検索してみたら、

「縦スクロールのマンガを単行本にするのは難しい」

「作者の阿賀沢紅茶先生も単行本化することはないとおっしゃっていた」

との知恵袋を見つけました。

そうなのか…

縦スクロールのマンガの紙コミック、読んだことなかったけど、そういうわけか。

もしかしたら、大がかりな編集作業をしたら紙でも作れるのかもしれないけど、

「縦スクロール形式」っていうのが『氷の城壁』の大きな魅力でもありますもんね。

追記・単行本発売!コラボカフェも!

2023年夏、単行本化決定!

紙・電子版コミックス発売されています。

新たに描きおろしイラストや番外編も収録されています。

書店では特典シールがもらえたり、月刊マーガレットでふろくや応募者全員プレゼントの応募券がついていたりと、いろいろなキャンペーンが企画されているみたい。

11月にはコラボカフェも開催するようで、『氷の城壁』ブームはまだまだ続きそう☆

阿賀沢紅茶先生の好きなもの

阿賀沢紅茶先生のTwitterを拝見しましたら、たくさんのことがわかりました。

具体的には以下です。

1、ただいま『正反対の君と僕』をジャンプ+で連載中

(これはマンガmeeでも出てくるから知ってた)

(作風がまた違くて面白そう、これから読む)

2、最近、『氷の城壁』のラインスタンプができてた

ファンとしてはたまらん、マンガ内の「あの一コマ!」たち。

嬉しさはみ出しダンス、汎用性たかし…

03、09、13、32、オタク向けスタンプありがたい。

3、先生はポムポムプリンがお好き

ヘッダー画像。

4、先生はお犬さまがお好き(特にポメラニアン)

先生のリツイート。

『氷の城壁』、読了後の感想!

咲坂伊緒先生や、河原和音先生らの描く、「ザ・別マ!」な少女マンガとは一味ちがった少女マンガでしたね。

まず絵柄が独特なのですよね。可愛いんだけど、有名どころの少女マンガとは一線を画す絵柄でね。

主人公の小雪は、暗くてクラスで孤立しているという設定は『君に届け』にちかいけど、爽子と小雪はやっぱり違う人間で。

なんといっても、物語の最初の時点ですでに、小雪には美姫という最強の友人がいるのです。

私がこのマンガに心をぎゅっとつかまれたのは、小雪が、友達がいなく、どうやって人と接していいかわからない、みたいなキャラだと思いきや、別のクラスでスクールカースト最上位のような美姫と友達だったことが判明する2話。

しかも美姫とのラインのやりとり、こゆん、めっちゃノリがいい!

そんで3話にしてめっちゃ人間味あって魅力的な美姫という人間が描かれる。

二人の会話は、小雪の沈黙の間の逡巡も含めて、すごくリアリティがあって、読ませるんですよね。

その後に登場するヨータ。

これがまあ、ものすごくいい子で。こんな男友達ほしい!と心底思いました。

小雪とヨータの関係が、全編にわたってとってもいいなあと感じました。

ヨータも一人でいろいろ抱えているのだけど、学校でのあのゆるい感じの、男子男子してない自然体な立ち居振る舞いがすごく好きでした。

主要キャラ4人はみんな好きですが、

「私もこういう人になりたい!」と惚れ込んだのは、美姫ですね。

彼女もいろんな悩みにぶつかって成長してきたわけだけど、

何しろ根っこに明るさがあるから、根がネガティブ気味な私はいつも眩しく感じてました。

1年の時、クラスの女子とうまくいかなくなった時に、最終的に彼女がとった行動が、すごく好ましかったです。

あと、終盤の話だけど、ヨータの家に遊びに行った時の美姫、かわいすぎだったよ。

ヨータの妹弟たちと楽しそうに遊ぶ美姫、いい子すぎたし、

みんなが公園に行ったあと、ヨータと二人になった時の言動も、そのすべてが最高だったです!

まだの方は、ぜひ読んでみてください~♪

『氷の城壁』、どこで読む?

スマホアプリの「マンガmee」、「LINEマンガ」では、毎日ちまちまとだけど、最後まで無料で読めます!

「コミックシーモア」や「めちゃコミック」など、各マンガ配信サイトでも販売中!

『氷の城壁』作品詳細

タイトル : 氷の城壁

作者   : 阿賀沢紅茶 先生

ジャンル : 少女マンガ

キーワード: 高校生活、青春、友情、タテヨミ

出版   : 集英社 / マンガmee / マーガレットコミックスDIGITAL

連載状況 : 完結済み

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